太秦映画村近くにある、鉄骨倉庫を、木が取り持つみんなが集まる場所として、レンタルオフィスとコワーキングスペース、ものづくりスペースへとコンバージョンしたプロジェクトである太秦トキワ荘レンタルオフィスの一室。
分室となるオフィスの入口。
最小限の部材で制作した棚を全面に配置。
中央に3X8の多目的なテーブルを設定。
25×25ミリの杉と24ミリの合板で棚を作っている。
棚に2段目に30ミリの合板を乗せることで作業デスクとなる。デスクは移動可能。
25×25ミリの杉材の軸組
隣接する太秦トキワ荘共有スペース
当事務所の分室の計画。
太秦映画村近くにある、鉄骨倉庫を、木が取り持つみんなが集まる場所として、レンタルオフィスとコワーキングスペース、ものづくりスペースへとコンバージョンしたプロジェクトである太秦トキワ荘レンタルオフィスの一室を利用している。
この分室は建築系3事務所の分室・サテライトオフィスとして共有し運用する。別事務所のスタッフが同じ場所で業務を行うため、効率的な事務所運営だけではなく、事務所間の技術的な交流や情報のシェア、普段の会話からのアイデアのビルドアップ・ブラッシュアップなどの相乗的な効果も期待している。
室内は25×25ミリの杉材と24ミリの構造用合板を最小限の部材数で作る棚、机を壁全面に配置した。地元産材を利用し地元の大工により誂えている。
厚さ24ミリの合板の机は簡易な固定としており、人数や使い方によって自由に机の配置を変えることができる。中央に大きなテーブルを配置しているのは広いスペースを必要とする模型製作や各事務所の所長とスタッフの打ち合わせ、各事務所のスタッフ同士がコミュニケーションをとれる共用の場としてフレキシブルに使われるよう意図している。
概要 所在地:京都府京都市右京区常盤仲之町1-1 製作時期:2022年1月上旬 設計・監理:高橋勝建築設計事務所 施工:佐藤大工 木材:藤田木材
太秦トキワ荘の記事
太秦トキワ荘HP