上の写真は、我が家の朝食の風景です。慌ただしい朝食時、三女もまとめて机にのせてます。
今日はキッチンスペースの話題。
家族が増えてくるとキッチンでの作業時間が増えてきます。ここでの作業効率や居心地が家自体の住みやすさに直結していると言っても過言ではありません。
そんな住い方をする住宅には、キッチンスペースに大きな作業台が有効です。
中古住宅のリフォームだった我が家は、もともとのキッチンスペースが微妙な広さと位置。で、収納や調理機器置き場も兼ねた大きな作業台(1.2x1.7m)を計画しました。下の平面スケッチのオレンジの部分です。高さはキッチンと同じFL+900mm。これは立ち作業が丁度いいし、座面がFL+600mmのハイスツールがあれば丁度いい机にもなります。ダイニングテーブルは西側(平面スケッチ下側)開口部近くの開放的な一画にあります。
大きな作業台は朝食や、家事、家事をやりながらの趣味作業など効率の良いスペースづくりを意図しましたが、使い出すと想定以上にとても便利な代物であることがわかってきました。
妻がこのスペースにいる事が多く作業スペースも多いので、娘たちのお手伝いの頻度が増えたり、家事をしながら宿題してるのを見てやったり、
僕もノートPCもってきて仕事したり、
親戚や友人が来た際の多めの人数でもみんなで囲める立ち飲みスペースになったり、
あとは個人的な一番は揚げたての天ぷらが食べられる事(調理者である妻も食卓に参加しながら)←じつはこれが一番の楽しみでした。
極めつけはまだ赤ちゃんの三女まで机にのせて(まだ寝返りまえなので出来る!)朝から全員集合が可能です。
結局、かなりの時間作業台周辺に誰かがなにかやっている、という住い方になっています。
キッチン側は調理設備棚やストック棚になっていますが、これは居間側からは見えませんので多少散らかっていても気になりません。幅や高さは使う設備や収納用ケースに合わせて微調整(ここは妻のデザイン)されてます。
作業台は、リフォームの際、大工さんに図面を渡して造ってもらいました。これだけ大きいと外で造っても持ち込めない事もありますが、現場大工製作にすると建築工事の中に手間が入るため他の作業も合わせて大工手間が効率よく使えます。天板はタモ集成材30mm厚W600mmを2枚並べています。側の板や棚はラワンランバーコア30mm厚、ワトコオイル塗装です。
コスパよく上げるには、他の造作と共通の材料にしたり、大工さんが作りやすいデザインにする必要があります。
ちなみに、向こうに見える食器棚も現場大工施工です。
使いやすい作業スペースとするには、台の廻りにもある程度のスペースがあって、回遊出来る事も重要です。
今回は800~900mmのスペースがあります。これだけあれば、誰かが作業したり座っていてもその後ろを通り過ぎる事が出来ます。
あと照明ですね。作業スペースの前提なので照度500~700Lxはほしいところですが、昼白色の照明などで煌々と照らしてしまうと落ち着けるスペースにはなりません。うちは100V電球型LEDをペンダントにして2灯吊るして、その高さで調整しています。人によっては眩しいと思う事もあると思いますので、その場合は60Wタイプで数を増やすなどになるかもしれません。
長くなったので今日はこのへんで、、長文にお付き合い頂きありがとうございました:D
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