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2020-03-13

こども園の木片画モザイク

こども園ゆりかごさんの園庭を囲む木塀に子どもたちと木片画モザイクを描きました。ヤマケン・建築士会地域実践担当会と組んで実現できました。

様々な色の樹種でつくられた、いろいろな形、大きさの木片に子どもたちが森や林に住む動物たち描いてくれました。これを大人たちと一緒に園庭を取り囲む木の塀に貼り付けていきます。

小さな木片画を寄せ集めて、モザイクの様なものを浮かび上がらせる作戦です。

浮かび上がったのは、桜の木の幹です。
塀の向こうに、昔大きな桜があったんです。
今回キャンパスになった木塀は昨年ヤマケンの事業でブロック塀から木の塀に作り変えたものでした。木の塀になったのはとても喜ばれましたが、ブロック塀に長年かけて描かれてきた塀の向こうに生えている桜の幹の絵たちは大事な思い出でした。
そこで、木の塀にも桜の幹の絵を描きません?という園長先生などとの立ち話が今回のワークショップに発展したのでした。高橋が所属担当する京都府建築士会の地域実践担当会に相談してヤマケンと組んで頂いて実現出来ました。
今回描いたのは下写真の ろ は へ 3箇所の桜の幹です。これらの幹は既に塀の向こうに桜はありません。昔あって描かれたあと枯れてしまって今ななくなったか植え替えられて細い桜がヒョロっとしていたりしている部分。

 この3箇所の幹の絵がブロック塀にあって、描かれた頃にはその向こうに大きな桜の木があったとう事を、今回のワークショップで引継いで行かないと忘れてしまうだろうな、、と思ったからです。

予定では子どもたちが絵を描く木片は、作業量てきに全体の1/3くらいが限界かなと思っていましたが、子供らのパワーをなめていました。最初準備していた物はそうそうに貼り終え、残りの木片にも絵を描き出したのです。結果、全ての木片には可愛らしい、てんとう虫やかぶと虫、カマキリに蝶々、モグラ(いっぱいいました)、ダンゴムシにムカデなどなど、、(これがすべてオリジナリティーに富んでいる。子どもたちに準備を指導していただいた先生方のご苦労と技に感服致します!)が彩り豊かにかかれた上にきっちり時間内に終わったのでした。

出来上がった木片画のモザイクは物凄い密度と手間が感じられる迫力満点の仕上がりに、、

協力してくれたのは今年卒園の年長組さん。耐水耐候性があるマーカーでどんどん描いていきます。上の白い木はヨーロピアンビーチ

しましまのゼブラウッドにはモグラと蝶々と、、あとはなんだ?!

すごいたくさん描いてる!

子どもたちは、木片に絵を描いたあと、大人に渡して、両面テープと屋外木部用の接着剤を付けてもらい、それをまた受け取って決められた範囲の中の好きな位置に貼り付けていきます。暖かい日で本当に気持ちがいい。

若い園長先生も主導的に手伝っていただきました。
木片は接着剤が乾いたあと、園の先生方に浸透製の木材保護材クリア塗布をお願いしています。

京都府建築士会の面々や、園の親父の会のメンバーもお手伝い。
今回のワークショップで園外からの参加者は、事前にアルコール消毒、マスク着用を徹底しました。

園長先生と僕から子どもたちにお礼と感想。「皆一生懸命描いてくれて、僕泣けてきました」といったらすかさず前列の子供から「全然泣いてへんやん」とのツッコミ。「泣けてきたは言いすぎた」とすぐ訂正しておきました。

最後に我らが建築士会青年部会副部長の笠井さんから、建築士と士会の説明とアピール。子どもたち、今回木に触れ合って自分たちの周辺環境を創っていく事でなにか感じてくれたらいいなと思いました。

こんなに楽しく木片画モザイクを皆で描けた事は企画者として本当に嬉しい事でした。
木片の用意、ワークショップにもたくさん参加して運営いただいた京都府建築士会の地域実践担当会の皆(僕もですが)、ヤマケンメンバー、格安で木を提供頂いた竹内工務店竹内さん、親父の会の方々、なにより提案を受け入れてい頂いたこども園ゆりかごの園長先生含め先生方と子どもたちに感謝致します!

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

木の塀などヤマケンの活動にご興味のある方、お気軽にご連絡ください。
contact

こども園の木片画モザイク
ディレクション・木片のモザイクデザイン:高橋勝
木片製作・WS運営:京都府建築士会地域実践担当会
協力:ヤマケン

ヤマケンとは→こちら

今回木片画のモザイクのキャンパスになったヤマケン木の塀について→こちら

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