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2019-12-29

神山の家 竣工・撮影しました

この年の瀬、「神山の家」の改修が竣工しました。
なんとか年内間に合って良かった、、です。
更に師走の真っ只中に撮影もさせていただきました。
写真は髙橋のiphoneです。

神山の家は築約140年の缶詰茅葺に50年前の増築棟が続く建物です。
今回は、耐震、断熱、バリアフリー改修を行いました。
プロジェクト詳細はこちら

ベンガラで塗装した補強フレームがほとんど壁がなかった茅葺きの黒光りした架構を支えます。
補強フレームについて

撮影中、床の間の設えや建具の移動など手伝いまくっていただいたお施主様。

改修だけでなく、プラン変更もしています。南側の庭を眺めながら暮らせる居間を造りました。

杉板のテレビ台と補強フレームです。

土間を座敷と同レベルにして居間としました。畳はの物を再利用。奥の水屋箪笥はクライアントが先祖代々捨てずに持っていたものを大工さんに修理してもらいました。

今回壁や天井の左官は大津市の宮本左官にお願いしました。
既存の天井は撤去し、ツシ床の裏を新たな天井としました。
その天井仕上げは黒漆喰、既存の廻り縁より上は土の中塗りとしました。既存の聚楽とは段差を残しています。
天井の隅に、茅葺き屋根の重要な架構部材である扠首(サス)が見えています。

竣工写真撮影風景です。仕上がりが楽しみ。

神山の家北西鳥観です。今回、極力コストを抑えるため、屋根、外壁はほとんど触っていません。今回改修した部分以外にも別棟が東に3棟続いています。

既存では風呂や、軒下の物干し場があった南側を新たな玄関とポーチにしています。
夜景まで撮影して終了、お疲れさまでした。

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