玄関土間のペンダントライト。クライアントが選んだ安土草多さんの忠吹きガラス。
土間の上り框にすわると見える中庭。
窓をあけると中庭テラスと子供室が繋がります。
中庭は子供達の遊び場。
トイレの手洗い器。信楽焼の老舗、丸滋製陶さん仕事。
洗面脱衣室。
クライアントにとって、新しく暮らす土地、新しいコミュニティ、そして開かれた敷地での住まい方を考えた木造平屋のコートハウスです。 東西接道でGLと道路レベルが近い、通行者との距離がとても近い敷地です。ここでプライバシーに配慮しながら外部空間を生活に目一杯取り込める家を目指しました。
紫香楽宮近くの家はU字型のプランをしています。中央の庭の周りをポーチ→玄関+客間→居間→食堂→個室と一方通行で主要な生活空間配置はパブリックからプライベートな空間に変化していきます。この変化に応じて、各空間で庭への開口方法を調整しました。そうすることで、パブリックな玄関で庭を楽しみながら居間でのプライバシーを阻害することはありません。 これは、様々な種類の来客をもてなしながら、家族の生活の空間・リズムを守れる家とするためでした。 自然を取り込みながら、他者と、また家族同士との丁度よい距離が生まれるような住まい造りを意図しています。
概要
所在地:滋賀県甲賀市
構造規模:木造地上1階
敷地面積:451.39㎡
延床面積:125.46㎡
建築面積:146.48㎡
竣工:2019年
構造設計:能戸謙介(アトリエSUS4)
設計協力:杉江崇(スギエタカシ建築研究所)
施工:森工務店
受賞
LIXILメンバーズコンテスト2019 敢闘賞
掲載
architecturephotonet
The Intimate Beauty of a Japanese Courtyard:Images Publishing Group